中村俊輔とワールドカップ
一度、大きな挫折を味わった。
2002年日韓ワールドカップ。
当確線上ではあったが、ワールドカップ行きのメンバーの中に彼の名前はなかった。
プレースタイル、素行、その他憶測の域を超えない様々な要素が、当時落選の理由に挙げられた。
失意のあまり涙を流す彼の姿はニュースなどで何度も放送された。
そして4年後、ドイツワールドカップでは見事メンバーに選出。
挫折をバネに4年間日本代表で活躍し続けた結果だった。
代表の中心選手に成長した中村俊輔。
緒戦のオーストラリア相手には、自ら先制点を上げるも、その後逆転を許し完敗。
足の指の爪は、相手選手からのチャージにより割れてしまっていた。
続くオーストラリア戦とブラジル戦でも白星を挙げることができず、日本のワールドカップは幕を閉じた。
中村も敵のマークが集中し、大きな活躍を見せることはできなかった。
ブラジル戦の結果で日本代表の予選敗退が決定。
試合終了後のインタビューを受ける中村の目には再び涙があった。
4年前と同じように。
ワールドカップを通る時、中村俊輔には涙がつきもののようだ。
そして時は流れ、中村俊輔は来年、南アフリカの地で世界と戦う。
今度は、喜びの涙を流すことができるだろうか。